2022年の設置は得?損?太陽光発電の導入費用と売電価格
2022年最新の太陽光発電システム設置費用相場は「27.5万円/kW」
太陽光発電システムの設置費用は、設置するシステム容量(kW)によって大きく異なります。そのため、太陽光発電システムの設置費用は、「1kW」ごとの価格を元に算出されることが多いです。
2022年最新の太陽光発電システム設置費用相場は
27.5万円/kW
となっています。
面積(システム容量)ごとの設置費用相場
一般的に設置が多い3~5kWの太陽光発電システムを設置しようとした場合、以下の金額となります。
●2022年最新の太陽光発電システム設置費用相場
- 3kW:82.5万円
- 4kW:110万円
- 5kW:137.5万円
ただし、上記の金額はあくまでも目安であり、店舗によっては上記より安い場合もあります。価格相場は、「高すぎる太陽光発電」を購入しないための目安として活用しましょう。
太陽光発電システム設置費用の推移
ここでは参考までに、太陽光発電システム設置費用の過去の推移を見ていきましょう。
●2012年~2021年の住宅用太陽光発電システム設置費用の推移
- 2012年:46.5万円/kW
- 2013年:41.5万円/kW
- 2014年:38.5万円/kW
- 2015年:37.7万円/kW
- 2016年:36.0万円/kW
- 2017年:36.0万円/kW
- 2018年:33.4万円/kW
- 2019年:30.6万円/kW
- 2020年:29.8万円/kW
- 2021年:27.5万円/kW
※参考:調達価格等算定委員会|経済産業省
上記を見ると、固定価格買取制度(FIT)がはじまった2012年から2021年の約10年間で、約20万円程度の価格低下が発生しています。住宅用太陽光発電の価格が低下している理由としては、太陽光発電システムの普及による太陽光パネルのコストダウンや、技術の進歩によって低コスト高品質な太陽光パネルの開発が進んだことなどが挙げられます。
2022年最新の太陽光発電システム売電価格は「17円/kWh」
続けて、太陽光発電システムの、固定価格買取制度(FIT)による売電価格についても見ていきましょう。
2022年最新の太陽光発電システム売電価格は「17円/kWh」です。2022年に家庭用太陽光発電を設置した場合、10年間は1kWhあたり17円で売電できることになります。
また、以下は2012年~2021年までの売電価格の推移です。
●2012年~2021年の住宅用太陽光発電における売電価格の推移
- 2012年:42円/kWh
- 2013年:38円/kWh
- 2014年:37円/kWh
- 2015年:33円・35円/kWh
- 2016年:31円・33円/kWh
- 2017年:28・30円/kWh
- 2018年:26・28円/kWh
- 2019年:24・26円/kWh
- 2020年:21円/kWh
- 2021年:19円/kWh
- 2022年:17円/kWh
※2015年~2019年までは、「出力抑制あり/なし」によって価格が異なります。(「出力抑制あり」のほうが高額)
2022年に太陽光発電を設置したら儲かるか?をシミュレーション
ここからは、2022年に太陽光発電を設置した場合に儲かるかどうかをシミュレーションしていきます。
シミュレーションの基本情報は以下の通りです。
●2022年の太陽光発電システム設置シミュレーション
- システム容量:4.48kW
- 設置費用:985,600円(税込)
- 売電単価:17円/kWh
- 日中電気代:25.80円/kWh(東京電力スマートプランの場合)
- 年間発電量:4,800kWh
- 年間自家消費電力量:800kWh(家庭内で消費した電力量)
- 年間売電収入:74,800円(税込)
- 年間削減電気代:22,704円(税込)
- 年間でお得になる金額(売電+節電):97,504円
売電収入+節電で設置費用を回収できるまで約10年
2022年に太陽光発電を設置した場合、売電収入+節電によって得た利益で設置費用を回収できるまでにかかる年数は、約10年間です。
固定価格買取制度(FIT)で売電単価が保証されるのは10年間です。したがって、FIT期間中に太陽光発電システムの設置費用はほぼ回収できる計算になります。
もちろん、太陽光発電の寿命は20年以上と言われていますので、FIT終了後(初期費用を回収後)も節電や売電(売電価格は下がる&新規契約が必要)によって利益を得続けることができます。
結論として、2022年に太陽光発電を設置した場合でも十分お得ですし、利益を上げることができると考えられます。また、経済的メリットだけでなく、地震や大雨など災害時に発生しやすい停電への備えとしても、太陽光発電システムはオススメです。
※上記シミュレーションはあくまでも目安です。設置条件やシステム容量などによって、発電量や売電収入は異なります。
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